今回はフィルムカメラの検品方法について説明していきます。
カメラ転売では、フィルムカメラの検品や動作確認方法は必ず必要になる知識です。
フィムカメラの検品と動作確認ができるだけで、仕入れの幅は一気に増えて扱える商品が多くなります。
一度覚えてしまうとどのフィムカメラも検品や動作確認は一緒です。
動画でも解説しているので、練習をして何も見ずに検品や動作確認ができるようにしましょう。
カメラ転売で稼ぐためには、フィルムカメラを是非扱うようにしましょう。
フィルムカメラは、カメラ転売初心者の段階だと難しいと思われがちです。
フィルムカメラは、回転率も早く相場の値幅もとても広いため利益を出しやすくカメラ転売の中でも稼ぎやすい商品になります。
はじめてフィムカメラを手に取った人は、難しそうだなと感じるでしょう。
僕も初めは全く同じでした。フィルムカメラを使ったことが無く、動作確認と検品方法は何も知らないので仕入れる時も怖かったです。
今回の記事では、フィルムカメラの動作確認と検品方法について詳しく載せているので、カメラ転売初心者の方や動作確認と検品方法を知らない方は参考にしてください。
仕入れや販売を繰り返し、触る機会を増やすのが苦手意識を克服できます。
動画では実際に、フィルムカメラを検品している動画を載せているので合わせて確認してください。
僕はカメラ転売で最初はデジタル商品ばかり扱っていました。しかし、フィルムカメラを扱うようになってから利益も増え仕入れ幅が広がりました。
ぜひフィルムカメラの動作確認と検品方法を学び、仕入れ幅を広げて扱える商品を増やしていきましょう。
フィルムカメラとは?
フィルムカメラとはフィルムを利用して写真を撮る機械です。
最近発売されているデジタルカメラとは違い、昔に主流だったカメラになります。
フィルムカメラは古いカメラですが、デジタルカメラが主流の現代でも根強い人気がありマニアも多いのも事実です。
フィルムカメラはデジタルカメラと違って味のある写真が撮れ、フィルムカメラにしか無い魅力も存在します。
最近ではカメラ女子と言ってフィルムカメラを使い写真を撮ってSNSに上げる人もいて若い世代からも人気が出てきています。
デジタルカメラは中古でも新品でも市場に出回っていますが、フィルムカメラは新品は発売されておらず中古市場でしか出回っていません。
そのため、フィルムカメラを購入したい方は中古市場で購入するしか選択肢はありません。
フィルムカメラは状態によって値段も変わり、新品が発売されていないため中古品で綺麗なものは希少価値が高く高値がつきやすい傾向にあります。
カメラ転売で利益を出し稼ぐためにもぜひフィルムカメラを扱うようにしましょう。
フィルムカメラの検品方法を画像付きで解説
それではフィルムカメラの検品方法をお伝えしていきます。
今回は「Nikon New FM2」で検品を説明していきますが、フィルムカメラの検品方法は他のメーカーのフィルムカメラでも大差はありません。
そのため今回のNikon New FM2の検品方法を見れば、他のフィルムカメラも動作確認と検品が出来るようになります。
フィルムカメラの検品方法は下記の順番で行います。
- 外観の検品
- 光学の検品
- シャッターの動作確認
- シャッタースピードの動作確認
- 露出系の動作確認
以上がフィルムカメラの検品や動作確認の手順となります。
それでは順番に見ていきましょう。
フィルムカメラの外観の検品
まずはフィルムカメラの外観をチェックしていきましょう。
フィルムカメラは古いカメラです。そのためキズやスレはあって当たり前と思いましょう。
この時点で外観に汚れがある場合は、除菌ウェットティッシュで拭いて綺麗にしておきましょう。
特に底の部分や角っこの部分にスレやキズが出来やすいので細かく検品するようにしましょう。
フィルムカメラの光学の検品
外観の検品が終われば次は光学の検品をしていきましょう。
光学は「ファインダー」と「ミラー」この2つを検品していきます。
まずはファインダーを検品していきましょう。
中古商品ですので多少のチリは混入しているものです。
ファインダーは実際に覗いてみて、視界にカビやクモリが写らなければ問題ありません。
次はミラーを確認します。
ミラーにも、チリやカビやクモリなど無いかチェックしましょう。
フィルムカメラの場合は、光学面にカビやクモリがあっても光を取り込んで写真にするため、写真の映り込みなどには一切影響ありません。
光学面のコンディションは視界が悪くなってしまうだけですので、写真には影響しないので気にしない購入者の方もいます。
フィルムカメラのシャッター動作確認
フィルムカメラでは、シャッターが切れるかどうかは命に関わります。
どうしても古い商品ですので、シャッターを切ってもミラーが上がらないものや、そもそもシャッターが切れないものが存在します。
フィルムカメラを仕入れたら、シャッターの確認は必ず行いましょう。
初心者の方で動作確認に不安がある人は、動作確認済みの商品を仕入れて、動作確認と検品方法を試すようにしていきましょう。
シャッターが切れるかを確認するには下記を確認します。
- 巻き上げが出来るか?
- シャッターボタンでミラーが上がるか?
まずは下記画像の赤枠部分の巻き上げレバーを使います。
巻き上げレバーで巻き上げを行わなければシャッターは反応しません。
下の画像のように、最後まで右に巻き上げを行ないましょう。
※巻き上げが途中で止まる場合は、巻き上げが出来ているor不良品の可能性があります。
シャッターボタンを押してみて、反応するかをチェックしましょう。
無理やり巻き上げると壊れてしまう可能性があるため、十分に注意して検品と動作確認をしましょう。
巻き上げが完了したらシャッターボタンを押して、ミラーが上がるかどうかを確認してみてください。
「カシャ」と音が鳴りミラーが上がればシャッターの動作確認は問題ありません。
フィルムカメラのシャッターボタンと巻き上げは、基本的どのメーカーのカメラも同じ位置にあるので覚えておきましょう。
カメラの機種によってはシャッターボタンの所に「L 」と書いたシャッターロックのレバーがある場合もあります。
シャッターロックがかかっているとシャッターボタンを押しても反応しません。
もしシャッターボタンを押してシャッターが反応しなければ、不良品と決めつけずに「ロックボタン」を探しましょう。
フィルムカメラのシャッタースピードの動作確認
次は、シャッタースピードが全速切れているか確認をしましょう。
シャッタースピードのダイヤルは、下の画像の赤枠になります。
ダイヤルに合わせて、シャッタースピードが変化するかをチェックしましょう。
ごく稀に、シャッターダイヤルが壊れているものもあります。シャッターダイヤルが回るかどうかも確認しましょう。
それではシャッターダイヤルの説明をします。
Bという文字は「バルブ」になります。
バルブとは、シャッターを切る秒数を自分で調節することが出来ます。
シャッターボタンを押せばミラーは上がり、離せば離したタイミングでミラーが降りてきます。
手動でシャッタースピードを調節するにはもってこいの機能です。
残りの数字は1/◯というスピードに調節することが可能です。
1の場合は1/1で1秒間シャッターを開くということです。
そのためシャッターボタンを押して1秒経てば自動的にミラーが降りてきます。
2は1/2秒で1秒の半分です。
4,000になれば1/4,000秒なので超高速シャッターになります。
これらのシャッタースピードに、ダイヤルを合わせて確認していきましょう。
シャッタースピードは専用の機械を買う必要はなく、目視の確認で大丈夫です。
裏蓋を外し、シャッター幕の光の取り込み方で高速シャッターも確認することが出来ます。
音だけで高速シャッターの1/2,000と1/4,000を判断するのは不可能ですが、シャッター幕の光の取り入れ具合なら確認することが出来ます。
詳しくは記事上の動画で、確認方法を載せているので参考にしてください。
フィルムカメラの露出系の動作確認
次は、露出計が動くかどうか確認しましょう。
フィルムカメラは、専用の「電池」を使って露出計などを動かします。
そのため露出計を確認するために、もフィルムカメラの電池は揃えておいたほうが良いです。
しかし、フィルムカメラは機種によって電池の種類が変わるため、必要になったらamazonで購入するようにしましょう。
Googleで「機種名 電池」と検索をすれば必要な電池がすぐに出てきます。
僕は家電量販店やカメラショップで電池を最初は購入していました。しかし、amazonが安くて便利なので初心者にもamazonをオススメします。
それではフィルムカメラに電池を入れていきましょう。
電池室は基本的には裏にあります。しかし、機種によって電池質も様々なので必ず調べるようにしましょう。
上記赤枠の部分に電池を入れていきます。
1円玉などのコインで開けることが出来るます。コインを使って開けていきましょう。
電池室を開けると、電池を入れる収納ボックスのようなものが出てきます。
左側が電池の収納するもので、右側が電池になります。
収納部分に電池を入れれば、露出計が動くようになります。
プラスとマイナスを間違えないように、電池室に記載された方向をみながら電池を入れましょう。
フィルムカメラの電池は電池切れのタイミングがわからないため、常に予備で電池を揃えておくことをお勧めします。
電池を入れたのに露出計が動かないと思ったら、電池切れだったっていうパターンもあるので十分注意してください。
次は、フィルムカメラの電源ONとOFFの方法を説明します。
フィルムカメラでは、電池を入れても電源を切っておけば電池は消耗されません。
電源のONとOFFは「巻き上げレバー」で行なっていきます。
電源ONとOFFは下の画像になります。
フィルムカメラ電源ONの状態
フィルムカメラ電源OFFの状態
ONとOFFで巻き上げレバーの位置が変わっているのがわかりますか?
ONでは少し巻き上げればレバーの位置が開いており、OFFでは巻き上げればレバーの位置が閉じ切っています。
これがフィルムカメラの電池の電源ONとOFFになります。
電池を入れて電源ONにしたら、ファインダーを覗いて露出計を確認しましょう。
基本的には、露出計はファインダーの中に付いているものがほとんどです。
ファインダーを覗き、露出計を確認しながらシャッターが切れるようにファインダーの中についています。
露出計の確認方法は、シャッターボタンを半押しにし、ファインダーの中の針が動くかどうかを確認します。
ポイントは、明るいところと暗いところで針の動きを確認しましょう。
手でカメラを塞ぎ、暗くした時と明るいところを見た時とで針の位置が変わってれば露出計の動作は問題ありません。
露出計は完璧な精度まで図らなくても、動いていれば特に問題ありません。
※明らかな動作不良だと確信できる場合は、動作不良で出品することをお勧めします。
露出系の精度に頼らず、撮影する方もいらっしゃいます。
動作不良の場合は、説明文に記載して出品するようにしましょう。
フィルムカメラの検品や動作確認方法 まとめ
フィルムカメラの動作確認と検品方法について、学ぶことはできましたか?
僕も、あなたと同じようにフィルムカメラに苦手意識が最初はありました。
フィルムカメラの検品や動作確認方法もわからず、仕入れるのが怖かったです。
しかし、実際にフィルムカメラを仕入れてみて、検品や動作確認を繰り返すことで、今ではフィルムカメラは重要な仕入れ商品の1つとなっております。
最初はフィルムカメラの取り扱いは怖いかもしれません。しかし、怖いからこそ安いものでも良いので何か1つを仕入れてみてください。
実際に仕入れて検品や動作確認をすると、マインドブロックを外すことができます。
カメラ転売で成果を出していくためには、必ずどこかで仕入れる必要があります。早いか遅いかの違いです。
それなら、早いタイミングで覚えた方が機会損失も少なくなります。動画で何度も学び、自分の知識として吸収してください。
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